「趣味」という名の鎖 飽き性のための趣味

4月も始まり,新生活にもちょっと慣れてきたかも?

どうもはじめまして,せいじんと申します.

 

実は最近ある自論があります.

人間には2種類のタイプが存在する.

それは「趣味」のある人間とない人間です.

 

皆さん,「趣味」って何かありますか?

 

この質問を待ちゆく人にしてみると

「週末に友達とフットサルをしてます」

「夏にはスキューバダイビングを…」

「最近料理に凝っていて…」

なんて答えが返ってくるかと思います.

 

しかし,読者の皆さんの中にも一定数いるかと思います.

それは「趣味」がないという人です.

 

実は私も,「趣味」がない人間の1人です.

だから今みたいな質問をされた時には

「寝る事ですかね…」

とか

「最近は忙しくて,生きてるので精一杯ですよ笑」

みたいな返し方をせざるを得ません.

 

そりゃもちろん,好きなものはあります.

チョコレートを食べるのが好きだし,バイクに乗るのが好きだし,YouTubeで好きなバンドのMVをリピートしたり…あげていったらキリがありません.

 

しかし,僕はこれらをいわゆる「趣味」としてはカウントしていません.

「趣味」の有無に関わらず,これに共感してくれる人は多いのではないでしょうか.

ここまで言うと,果たして「趣味」とはなんだろう? どこから「趣味」と呼んでいいんだろう? と疑問に感じませんか?

Wikiediaには以下の様に記述があります.

 

 人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。道楽。

趣味 - Wikipedia 最終更新 2017年9月23日 (土) 12:24

 

これを信じるならば,僕が休憩時間にファミマに向かい新作のお菓子を物色し珈琲と一緒に楽しむ事も十分に趣味であると言えますから,本当に些細な事でも趣味になり得ると思います.Twitterを見るでも,寝るでも,何でもありです.

 

ですので「趣味」のない皆さん,

今後趣味を聞かれた際には自信を持って何でも良いから言っていきましょう!!

 

という訳にもいかないですよね,はい.分かります.

 

では何故「趣味」がない,なんていう事になるんでしょうか.

それは多分「趣味」がないという意味は,『人に堂々と話せる「趣味」がない』という事なんだと思います.

違いますかね?違ったらすみません.しかし少なくとも僕はこうだと思います.

 

では人に堂々と話せる「趣味」とはなんでしょうか?

・ある程度長く続けている

・いわゆる高尚なもの

・心から本気で好きなもの

・スキル等がかなり習熟している

とかですかね…?

 

やっぱり長く続けていたり,好きで情熱があるものってどんなものでも趣味になりえると思うんですよね.というかそういう趣味は,やっている本人がある程度誇りをもってやっていて,他人に対して堂々と趣味だと言い張る事ができているんだと思うんですよね.

 

ここまで書いていくと,趣味を作るのって難しい気がしてきましたね…

新しく始めてみても趣味になるほど長く続けられるだろうか,そもそも本当に心から好きなんだろうか,ただ一瞬だけやりたくなっているだけなんじゃないか.

 

こんな事を考えてしまうわけです.

そして,億劫になりなにか新しい事に挑戦する事もなく,趣味は寝る事と答える日常に戻っていき,我々は嘆くわけです.

趣味」がない

 

そもそも僕が飽きっぽいっていうのが,趣味が出来ない理由なのかもしれません.

やってもすぐに飽きてしまう.どうせ飽きるからやめておこう.

 

ですが,暇な休日にただ寝ているだけなのはやはり精神衛生上よくない.

そこで僕は考えました.

 

飽きたっていいじゃない

 

大事なのでもう一回言います.

 

飽きたっていいじゃない!!

 

飽き性で結構です.趣味がなくて結構です.

気になる事なんでも良いからやってみたらいいんです.

どうせ続かないとか,本当にハマれるかとか.

そんなめんどくさいこと一回考えるのをやめましょう.

続かなかったら,ああこれは俺には長く続けられないんだって知る事が出来ました.

それだけでオッケーです.次はまた面白そうなのもやってみましょう.

それを繰り返していきましょう.

 

え,それじゃあずっと趣味が見つからないって?

そうですね,多分この方法を続けていても「趣味」っていうのは出来ないかもしれないです.

 

でも充実していると思いませんか?

 

何事も始めたての初心者の頃って,すごく楽しくないですか?

自分の成長とかを感じる事が出来るし,今までやったことのない事ってそれだけで楽しいですよね.でもしばらくすると,飽きちゃうと思います.ある程度成長しちゃったり,新鮮味が無くなって飽きちゃったり.

それはもうどんな趣味でもやってくるものだと思います.

どんなに好きでも,ちょっとつまらない時期とかしばらく離れる時期とかはあると思います.そういう時期って少し罪悪感がありませんか?

時間があるのにあの趣味出来てないとか,でもめんどくさいなぁ…でもやらないとなぁ…って.

 

そもそも暇な時間を楽しむためにあったり,ストレス解消だったりそういうものではないでしょうか.

もちろん生きがいになっていて仕事にしているような人はまた別ですが.

結局楽しむための趣味なのに,逆にストレスを溜め込んでしまう要因になりえてしまう状況が発生します.

 

そんなの本質的ではないと思うんですよね.

だから,僕は飽きたらやめちゃえばいいと,そう思う訳です.

そもそも誰かに自慢するために趣味をするなんてのも馬鹿らしいです.

自分がやりたい事だけやれば良いんです.

だって自分の人生ですから,自由な時間くらい楽しいことやりましょうよ.

 

そうやって,色んな趣味を試していくと一度やめたのにまたやりたくなった趣味っていうのが出てくるかもしれません.

そしたらまたその趣味を再開してみましょう.案外今度は長続きするかもしれませんよ?

 

大事な事は,その時やりたい事をやる.これだけです.

だって趣味なんですから.

 

こういう趣味の試しみたいなのを続けていくと,結構良いことが多いです.

まず,知識が増える.今まで自分の知らなかった世界を知るために情報を集め,実践していく.こんな事を繰り返していたら相当知識の幅が広がると思います.話のネタには困らなくなるかもしれませんね.

次に,適応力がつく.これも知識が増えると似ているのですが,新しい事に対応していく経験を多くすると,どんどんと慣れるまでが速くなっていくと思います.これは趣味に限らず,会社や学校でも役に立つ長所になり得るでしょう.また,行動力の向上にも繋がります.

そして最後に,本当に好きな趣味を見つける事が出来る.

色んな趣味を辿り,最終的に辿りついた趣味は本当に貴方にピッタリな趣味なのだと思います.もしかしたら,人生の生きがいになるくらい大事な趣味になるかもしれませんね.

 

どうでしたか?

このように,飽きてもいい,別の趣味に乗り換えていくという行動にはこんなにメリットがあります.

 

良かったら皆さんも,「趣味」のやり方,実践してみませんか?